よく一人でカフェに来られて本を読んでいかれるお客様。「NHKのテレビテキストなんだけど面白いんだよね。古典は読めないけど読んだ気になるの」とおっしゃられて、カフェの本棚(まちライブラリー)にご寄贈いただきました。私が面白かったのは徒然草。解説している方の見解が面白く、難解な本文は吹っ飛ばして…確かに読んだ気になる。吉田兼好は何百年も昔の人なのに、現代語に解説してもらうと感覚は現代人とさほど変わらない。もしや現代に生きる外国人よりも近いのでは…。横の糸より縦の糸。脈々と受け継がれる日本人の血を感じました。